一般財団法人日本情報経済社会推進協会

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JIPDECトラステッド・サービス登録(電子契約サービス)

JIPDECトラステッド・サービス登録(電子契約サービス)とは?

電子契約サービスは、契約書等に電子署名又はeシールや、タイムスタンプを付した電子文書を電子的に保存するサービスです。このサービスでは、前述の電子署名等を付す行為が、利用者の指示にのみ基づく固有のものであることを証明する「固有性」が非常に重要です。JIPDECが公表する登録基準は、電子署名のプロセス、電子契約サービスが十分な固有性を満たしていることをかを厳格に評価します。具体的には、第三者のなりすましを困難にする仕組みを評価しており、JIPDECの基準に適合した電子契約サービスでは、より安全かつ効率的な契約等締結が可能になります。

近年、契約当事者の秘密鍵による電子署名等を付した「当事者型」に加えて、電子契約サービス事業者の秘密鍵による電子署名等を付した「立会人(事業者)型」が普及してきていますが、一般の企業、個人がサービスを導入/利用する際、サービスの要となる電子署名等の信頼性を判断することは容易ではありません。このため、JIPDECは、トラストサービスに関する最新の技術動向等を踏まえて、電子署名等を用いた電子契約サービスの信頼性を評価するための基準(モノサシ)を作成し、登録申請を受け付けており、これに適合した電子契約サービスをJIPDECトラステッド・サービス登録として公表することにより、電子契約サービスの信頼性確保や安心して利用できるサービス選定を支援します。

登録範囲

JIPDECトラステッド・サービス登録(電子契約サービス)の評価を行う対象は、①リモート署名機能および②ユーザー管理機能に加えて、③プラットフォーム・運用となります。この①~③のいずれも前述の固有性に関する観点を含んでおり、すべての対象に適合した電子契約サービスをJIPDECトラステッド・サービス登録(電子契約サービス)として登録します。

JIPDECトラステッド・サービス登録(電子契約サービス)のイメージ図

JIPDECトラステッド・サービス登録(電子契約サービス)のイメージ図

登録のための審査要件

<運用基準>

利用者の適正管理、電子契約サービス運用体制やサービス自体の運用管理、電子文書管理等、電子契約サービスを安心・安全に運用するための要件が定められています。

<技術基準>

利用者認証・許可のための機能、署名値生成機能、電子署名提供機能、長期署名提供機能、ネットワークセキュリティ対策等、電子契約サービス運用に必要な技術的セキュリティを担保するための要件が定められています。

<設備基準>

建物、設備へのアクセス制御、運用・保守端末等、オンプレミス環境やクラウド環境それぞれに対して、侵入防止、災害対策、不正アクセス防止の対策等、電子契約サービスを運用するための設備の安全性を担保するための要件が定められています。

2024年12月17日発行

申請~登録お申込みの流れ

  1. JIPDECトラステッド・サービス登録に係る申請書の提出(お客様)
  2. 必要書類などのご案内(JIPDEC)
  3. 書類の準備(お客様)
  4. 書類のメール送付(お客様)
  5. 書類審査(JIPDEC)※
  6. 現地審査(JIPDEC)※
  7. 審査結果に基づく登録の可否の決定(JIPDEC)
  8. JIPDECトラステッド・サービス登録完了/登録証の発行(JIPDEC)

※審査において指摘事項があった場合には、お客様が当該指摘に対応いただき、JIPDECが再度審査を実施します。

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