会長挨拶
より安全な「情報社会基盤」をめざし、私たちも変わります
日頃より当協会の活動に対するご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
コロナ禍を経て、AI等最新の技術が急速に社会に浸透し、これまで以上にデジタル技術やデータの活用がビジネスの成否を左右する状況となる中で、安全・確実かつ迅速に正しい情報を流通させる重要性はさらに増してきました。
変わりゆく社会の中で、官民が共通ルールのもと、国際的な制度調和やDFFT(信頼ある自由なデータ流通)など適正な個人情報の保護に取り組む環境が整備されつつあります。経済活動を行う企業において、それらへの対応は避けては通れない喫緊の経営課題です。
こうした状況の中で、当協会に求められているのは「健全な情報流通を助け、皆さまの活動を円滑にすること」です。引き続きあらゆる組織が事業を継続し発展できるよう、プライバシーマーク制度の運営やトラストサービスの評価等の活動を通して、支援していきたいと考えております。
当協会は1967年の設立後、半世紀以上にわたって「情報社会基盤の整備」「個人情報の保護」の分野において一定の実績と信頼を築いてまいりました。今後はこの蓄積を生かし、個人情報を扱う皆さまのニーズを汲み取り、安全と利便性を担保する手立てを分かりやすくお伝えしていく所存です。
関係官庁、団体、企業との協力の下、今後ともデジタル社会の進展を支える諸事業を推進してまいります。皆さま方のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
一般財団法人日本情報経済社会推進協会
会長 杉山 秀二